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School Life News

2021年09月21日

室戸台風殉難者記念礼拝

室戸台風殉難者記念礼拝

1934年9月21日に室戸台風に遭い、全壊した校舎の下敷きとなりながらも
讃美歌(聖歌)「主よみもとに近づかん」を口ずさみ、互いを励まし合いながら逝去された17名の先輩方を偲んで、記念碑前にて礼拝をささげました。今年度は、同窓会ニューヨーク支部の内田由里子さんも駆けつけてくださり、
10名を超える同窓生、教職員がともに祈りのひと時をもちました。
 
87年前の殉難直後に、英国へ帰国されていた普溜(プール)女学校初代校長トリストラム先生から
送られた手記をご紹介いたします。
 
「なつかしい皆様
 今朝の新聞で恐ろしい颱風が大阪地方に襲来し、私等の學校も大損害を受けた報道を耳に致しました。私の心は一杯で、自ら心は神に向い、慰めと祝福と御導きを賜る様祈らずにいられませんでした。17名の生徒は逝き、校長豊藤氏は負傷せられ、又校舎も相当損害を蒙ったことの外は未だ詳しいことは存じません。私は皆様に対し心から御同情申し上げ、又惨害のことを思うだに心は痛みます。皆様は愛する生徒。又同級生を失われ御心は悲歎と寂莫のうちに打ち沈まれていると存じます。又他に多くのお気の毒な人々があると存じます。それ等の人々にも同情致します。又校舎が損害をひどく受け、嘸かし御不自由と思います。しかし皆様はそれにも係らずこの困難な事情のため最善の努力を捧げ、先生方は重き責任を果し又生徒たちは勉学に又周囲の人々の手助けをしておられると確信いたします。
 私も姉も絶えず祈っております―豊藤校長の平癒全快のため、負傷を受けられた他の方々のために、愛児を失われし御両親のために、そして又この困難な焦燥の時に際会せられし学校の皆様方のために。
 今朝、皆様のことを憶えて、詩編46篇を私共は共に読み、非常に力付けを得ました。どうぞその個所と、今一ヶ所ロマ書8章28節及び35節より49節をお読み下さい。力強き文真理の言葉であり、又今の私等の為に書かれたものです。
 私が最も感謝していますことは、不幸にして亡くなった生徒は皆主イエスキリストを聞き、十字架に就き、我等のために死に、彼の故によりて神が赦し給うころに就て皆んな知っていたことです。その人等が神を信じて救われんことを希望致しています。
 多分皆様のうち何人か『若し自分がその中の一人であったとしたならば、死の準備はできていたろうか』とお考えになった方がおありでしょう。死の準備が出来ていることは何たる幸福でしょう。平常無事な時のみならず危険の時ですら、私共はいつも幸福でいられます。
 私は始終皆様のことを考えております。私の友は皆、皆様が私を大阪桟橋に見送りに来て下さった時の写真を好んで見ます。私も遠からず日本へ帰りたいと思いますが、姉の病気のため、思うように早く帰れないので残念です。
真実にして親愛なる友 カザリン トリストラム」
 
すべて自然災害、また新型コロナウイルスによって地上での生涯を終えられた方の魂の平安を祈りつつ、トリストラム先生が送られた聖書のみ言葉を胸に、明日の希望の光を灯し続ける学院としてこれからも邁進いたします。
 

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