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School Life News

2020年02月01日

中学校_SDGs学習会

中学校_SDGs学習会

1/30(木)午前中、中学生はSDGs学習会を行いました。23日にも説明した通り、"2030SDGs"というカードゲームを使って、2030年までのシミュレーションをし、どのような世界が出来上がるか考えて見ました。初めは緊張して元気がなく、このまま生徒同士コミュニケーションを取ったり活動をすることはできるのだろうかと不安に思いましたが、しっかりルールを理解し、ゲームのチャレンジすることができました。
1回目のゲームでは、「自分のゴールを達成すること」「目の前のプロジェクトを実行すること」に必死な様子で、出来上がった世界は経済は大発展しているけれども、環境に関しては外も歩けないレベル、社会に関しては犯罪の多発する相手を信用できない世界でした。
1回目と2回目のゲームの間に、「こんな世界で本当にいいのだろうか?」という問いかけがファシリテーターからあり、お金を持っていてもこんなに相手のことを信じられないような世界で本当にいいのか?という問いかけから、次のゲームで目指すべき世界や行動をもう一度見直して頑張って欲しいとの声掛けもされました。
2回目のゲームでは、出来上がった世界は経済・環境・社会のバランスが取れた100点満点に近い世界でした。生徒自身もこれまでは使うものと得られるものしか見ずにプロジェクトを実行していましたが、例えば、児童労働の推進などこのプロジェクトを本当に実行していいのだろうか?と考えたり、自分の行動が世界にどんな影響を及ぼすのか、それでいいのかということを考えて行動したようでした。
また、「誰も置き去りにしない」ようにゴールを達成していないチームを声を掛け合って探し、カードを譲ったり交換したりしながら、1回目では2チームしかゴールを達成できなかったのがほぼすべてのチームが達成するに至りました。
生徒の感想からも、このゲームを通じて自分の行動が世界に影響を及ぼすこと、自分の行動を見直したいというものがあり、概ね楽しんでもらえたようでした。
我々教員も、2回のゲームの実施で行動が変わればいいと期待しての学習会でしたが、こんなに生徒たちがしっかり考え、行動を変えてくれたことに驚きと喜びを感じています。2030年までの世界を担う者として、今日の経験をこれからの学習や活動に活かしてもらえたらと思います。

 

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